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色絵
第6章 開花
「今日から牡丹だよ」

先生は朝から午後の話をする。そしてカーテンを開けると2枚の芍薬の絵が並んで掛けられていた。

「あぁ素敵です…」

もうモデルが自分とか関係なくて、素直に先生の作品への感想だった。

「続き絵なんだよ。」

「続き絵?」

「真後ろを向いて色を見せた貴女が振り向いて着物を脱ぐ。連続した動作のようでしょう?」

「はい。」

そう、明らかに先生を誘っているワタシがそこに描かれていた。

「今日は午前を早めに切り上げて午後も早めにおいで。今日は時間がかかりそうだから…」


先生は楽しみにしているのか意気込みがあるのか、レッスンより描くことを優先するのは不思議だった。

レッスンはまだパンジーだった。先生もパンジーを描くとおっしゃる。

「一緒の題材を描いたら楽しいだろうと思って生徒を募集したんですよ。」

ワタシは先生と同じものを描くのは緊張する。

「鉢を回して見たり目線の高さを変えて、自分が面白いとか綺麗とか描きたいと思うところを探すのが楽しいんですよ。」

墨で形を捉えていく作業は一番緊張する。

「失敗しても色付けで変わりますから、まずは楽しんで描くことですよ。」
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