この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
色絵
第6章 開花
レッスンの間、花ばかり題材にする訳を訊いた。

「心安らぐから。動くものは目に焼き付けて描くから想像が入ってしまう。」


「ワタシを描くのは大変ですか?」

「貴女は花だから、じっとしていても色んな表情を魅せてくれるから楽しいよ。」

そんな話をしながらレッスンをした。

「さぁ、貴女がカーテンを開けて見て…」


ワタシはカーテンを開ける。1枚目の芍薬から順に現れる。ようやく牡丹が現れた。

思ったほど肌は見えていなかった。
世の中水着や下着のような格好も当たり前に露出していることを思えば大したことでない。

でも、先生の絵は見た目より内面が現れていた。

「先生、ワタシこんなに綺麗じゃない。」


絵の中のワタシは、物凄く色っぽく描かれていた。
色街に幽閉された遊女、椅子に座って男を待っている女。

体を開いて、男を誘惑するような、物見の男の視線で感じているような…
強烈な色香を放っていた。

「間違いなく貴女ですよね。」

先生が後ろからワタシの両肩に手を置いた。


ビクッと反応する貴女の項に唇をつける。僕はもう堪えられなかった。

「牡丹の着物がなくとも貴女は綺麗で妖艶ですよ。」
/370ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ