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色絵
第6章 開花
帯で足首をそれぞれの椅子の足に括る。そのあと腰巻きを、バッと無造作に捲り貴女の腿の中程までが露になる。

キャッ…

思わず貴女は膝を閉じるが、僕は両手の人差し指を間に挿れ、椅子の幅いっぱいに開いた。


「閉じてしまうようなら膝も縛りますよ?
絵柄としてはなるべく貴女の綺麗な足のラインに邪魔させたくないのですが…」

貴女はプルプル震えながら小さく頷いた。

はだけた着物と襦袢の裾を整えて開く。
屈んだ姿勢からは、太ももの奥の女の部分が見えそうなくらいに脚は開かれた。


次に、椅子ごと貴女に跨がり、上半身の着物を開く。

帯で押さえられた襟に手をかけて、無理やり開くと片方の乳輪が僅かに現れた。

予想通りピンク色の可愛らしいものだった。乳首はかろうじて隠れている。


んぁぁ…

触れていないのに貴女は嬌声をあげる。
僕自身も反応してしまいそうだった。

作業台の椅子に腰掛け、貴女の状況を確認する。

まだ白い着物だけだが、蕾が無理矢理抉じ開けられ、開花を促されている牡丹が出来上がった。


貴女の瞳は潤み涙になりそうなギリギリまで来ているが、それは恐怖や悲しみでなく欲に因るものだった。
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