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【SS】目が覚めたら…?
第6章 【2000拍手突破感謝】Ⅰ.帝王の憂鬱
「や……ああああんっ」
俺もそうだが、シズもとことん名前で呼ばれることに弱いようだ。
なぁ、シズ、わかっているか?
名前の呼び方に拘るのは、相手に異性として意識して貰いたいからだ。
相手とセックスできるほど、強く異性として求めているからだ。
「静流」
「は……ぁっ、ん、ああ……っ」
「静流」
「あ、駄目……っ」
シズは涙目で俺にキスをしてきた。
俺が欲しいと、情欲に揺れた熱い瞳で俺を見つめてくる。
ああ……クる。
可愛すぎてどうしてくれよう、このオンナ。
俺を狂わせる気か。
かぷりとシズの首に噛みつくと、それだけでまた秘部を濡らすシズ。
お前、マゾかよ?
それすら俺には刺激的で。
俺にオンナとして反応するシズが、愛おしくてたまらなくなるんだ。
長年胸の奥にしまいこんでいた熱情を引き出すだけではなく、さらにどこまでも煽り立てやがって。
ああ、本当にもう――。
「褒美をとらそう」
ショーツの横から指を忍ばせ直に触れば、シズが嬉しそうな声を出した。
濡れた花弁を押し開き、指を秘裂に浅く沈めただけで、くぷりと音がする。
十分過ぎる程の蜜で潤うその部分に、指を滑らせると……喘ぐシズが身を捩らせて、俺のキスをせがんでくる。
蕩けきったこの顔に、俺は弱い。
この顔で、愛をせがむようにキスをせがまれれば、俺の自制心は激しく揺さぶられるんだ。
俺がシズに翻弄されるのは嫌だ。
シズを翻弄させるオトコでいたいんだ。
いつかシズに言われた。
――ちっせぇプライド。
そうかも知れねぇけどよ、惚れた弱みというか……惚れているからこそ譲れねぇプライドってもんがある。
俺は、お前のすべてを支配下に置きたいんだ。
お前の思考もすべて、俺色に染めたいんだ。
唾液たっぷりのねっとりとしたもので、それもわざといやらしく舌を動かしてシズの舌と絡ませ、十分にその熱い口内を味わいながらも、俺の指はくりくりとシズの弱い粒を擦り上げる。
コリコリと……ここまで大きくさせやがって。
まったく、とことん可愛い奴。