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【SS】目が覚めたら…?
第6章 【2000拍手突破感謝】Ⅰ.帝王の憂鬱
  

「あ、あぁ……そんなにしちゃ駄目、ああ、ああ……っ」


 ビチャビチャ音をたてて擦り上げた後、滑り込むようにして蜜壷に指を入れれば、シズはうまそうに俺の指を咥えた。


「はぅぅぅ……ぁ……ふ……っ、ぁ…ぁあ……変に……なるっ」


 気持ちよさそうに揺れる腰。

 見ているだけで、油断すれば俺の方が先にイッちまいそうだ。


 なんちゅー色気出して悶えやがんだ、静流……。


 12年前の…17歳のあどけなさと、熟した体を併せ持つお前。

 少女と大人の境界を彷徨いながら、俺の元で花開く。

 俺を惑わせる、妖艶なオンナに。


 ああ……ぞくぞくしてくる。
 
 どこまで俺を、悩殺してぇんだよ……。


 くねくねと動く腰の動きが、俺を誘うように…より淫らになっていく。


 指だけではなく、どこが欲しい?

 お前が欲しいのなら、それで愛してやる。


 甘やかしてやるからよ。


 ああ、俺の顔もとろとろに蕩けているのだろうか。



「はっ……、はっ……」


 シズが訴えるような、とろんとした視線を向けてくる。


「どうした……?」


 俺は薄く笑い、シズがきゅうきゅう締め付けて訴えてくる指の動きを、極端まで緩やかなものにした。


 なにかを言おうと半開きになったその唇が艶めかしくて、思わず唇を奪って、その唇と舌を吸い上げる。


「ん、んふぅ……」

「言わねぇと、このままだぞ? ん……?」


 耳をなぶり、その耳の穴に舌を入れれば、シズがぶるりと震えた。
 
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