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【SS】目が覚めたら…?
第6章 【2000拍手突破感謝】Ⅰ.帝王の憂鬱
  

「もっと……」

「もっと……なんだ?」


 耳朶を舐め上げれば、またシズが震える。



「もっと……」


 望みを口にしようとした瞬間、またもや俺はその唇を奪い、ねっとりと舌を絡め合わせる。

 シズの足が、もどかしげに俺の腰に絡みついてきた。


「だからどうした? もっとなんだ?」

「もっと……」


 また唇を奪うと、シズがポカポカと俺の背中を叩いてくる。

 それが可愛くて俺は声をたてて笑い、


「わかってるぞ、お前のことなら。俺のが……欲しいんだろ?」

 そういいながら、俺は指の抜き差しの速度を速めた。


「その前に、解さねぇとな。いまだお前のナカは、初々しくて狭い。俺様のモノはまだ辛いだろ。入って俺のと擦れた時の快感を、奥に突かれた時の快感を、今からゆっくり想像してろ。本物ですぐに絶頂にイカせてやるから」


 痛いから、セックスは好きではないと昔言われたことがある。

 俺様のシズに痛みしか残せてねぇ青臭い小僧なんて、俺は知らん。


「お前のためなら、命かけてもイカせてやる。意識ぶっ飛ばさず、俺から与えられる快楽をすべて受け止めろよ?」

「ああ……それ、は……っ、気持ち……いいのっ……」


 俺の指に絡みつく、ざわめく膣襞。

 これだけでも俺の指に快楽を与えるのに、この奥にあるイソギンチャクはさらに絶妙すぎる代物なんだ。

 淫魔が去ったとしても、あのイソギンチャクは絶対残して貰いたい天然記念物。あれ以上の快楽はねぇと思えるほどに、凄まじく気持ちがいい。


 搾り取ろうとするその動きに、今からぞくぞくと武者震い。

 そんなオンナと心まで繋がったら、俺……速攻昇天しちまいそうだ。
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