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【SS】目が覚めたら…?
第7章 【2000拍手突破感謝】Ⅱ.王子の憂鬱
 

 しーちゃんは強く僕に抱きついてくる。


「可愛い、ナツのウサギエロ可愛いっ。なにもうこの生き物。ふわふわで、もこもこで……っ」


 しーちゃんが僕の体にすりすりしてくる。


「ああん、たまらないっ」


 全身ですりすり、すりすり。


 うん、僕も溜まらないね。

 しーちゃん、ノーブラなの……これを着ててもわかるよ?


「……っ」


 そしてしーちゃんは気づいたようだ。

 僕の、凶悪な部分に。


 なにもなかったことにして、密やかに身じろぎをして僕から遠ざかろうとするしーちゃん。

 逃すわけないでしょう?

 何日僕、しーちゃんに触れないことを我慢していたと思うの?


「ウサギは……寂しいと死んじゃうんだよ?」


 ベタな台詞だけど、小動物に優しいしーちゃんには効果的。


「だから……ちゃんと愛情注いで?」


 僕はしーちゃんを後ろから抱きしめ、しーちゃんの前開きのパジャマのボタンをぷちぷちと外す。



「や、ナツ……っ」

「僕は愛に飢えたウサギさんです。ウサギってなんて鳴くのかな。ぴょんぴょんは跳ねる音だし……まあいいや、ぴょんぴょん」


 しーちゃんの耳に囁きながら、触れたくてたまらなかったしーちゃんの体を手でまさぐる。


 胸の膨らみを両手を回して揉み込むと、しーちゃんがウサギのようにぶるぶると震える。


「しーちゃん、可愛い…」


 胸の頂きにて勃ちあがる蕾を、両手の指でくりくりと捏ねたら、


「はぅぅぅ……んっ」


 気持ちよさげな……それでいて切なそうな、か細い声を上げて、しーちゃんは僕に体を預けるように反り返った。


「ふふふ、しーちゃんの方がエロウサギだ」


 僕は、しーちゃんの首筋を舌で舐め上げた。

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