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【SS】目が覚めたら…?
第9章 【2000拍手突破感謝】Ⅳ.憂鬱の向こう側
 

「委員長の席はどこ? 近くだといいね。あたしは……」


 バッグから取り出したチケットの指定席番号。

 それを言うと、委員長は思いきり眉間に皺を寄せて、自らのものをバッグから取り出した。


「ありえないわ!! だって私の隣は、タカシくんなんだから!!」


 いっせいのせっで公開したチケットの席番は、見事にお隣。


「ありえない、貴方のそれ、タカシくんの番号だもの!! 私、タカシくんの番号はきちんと確認しているわ、ほらっ!!」


 写メに撮ったらしい……よぼよぼの手が持つチケットは、あたしの番号と同一で。整理番号も同じだった。


「え、じゃあどっちかが偽ものってこと?」


 ナツが裏から手を回して、ネットから手に入れたというあたしのチケットの方が胡散臭いけれど……。


「待って? あたしこのチケットの整理番号と席番号を入力して、スマホから握手会の抽選を応募してあたったの。タカシくんは?」

「ええええ!? 抽選にあたったの、貴方!! どこまで悪運強いの!? まぁそれはおいておいて、私達は外れたわ。私の携帯アドレスでふたつ分申し込んだんだけれど、確かタカシくんの場合はエラーみたいに"申し込みできません"と次へ画面が出て来なかった……。なんで!? じゃあタカシくんのが偽もの!?」

「タカシくんはなんと?」

「それがね、最近忙しいみたいで連絡がつかなくて。最近留守電が多いし……メールも返事こないし…。今日もちょっと心配なのよね……体壊してないかな……」


 委員長をぐりぐり絶頂に導く、絶倫タカシくん。


 ねぇ、委員長……。

 タカシくんの体調を心配しているところ悪いのですが、タカシくん……、本当に忙しいのかな。


 タカシくんに夢中の委員長の気をそらせるために、適当に今人気のSeasonのHaruに愛を移行させて、自然消滅狙ってたりしないよね?
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