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第10章 【2000拍手突破感謝】0．憂鬱の逆襲

　

「ハル兄が……舐めてるそこを、あたし……ひとりで手で触っていたの」


　べろん、ぐちゅぐちゅ……。


「ああ、ハル兄……ん、んん……ああんっ……」


　喜んだ帝王のご褒美に、あたしもまた悦んで、足の間で動く漆黒の髪に両手の指を差し込んだ。


　もっと、もっと……。

　ハル兄、もっと……っ。


　だからあたしは……。


「ハル兄が欲しくて、ハル兄の名前を呼んで……とろとろになったそこを、ハル兄に弄られている妄想に耽りながら……っ、ハル兄に愛されてイキたくて……っ」


　じゅるるるるる。


　ハル兄が強い愛撫を加えてきて、あたしの身体は角度を変えて攻め立てるハル兄の頭を掴んだまま、仰け反った。


「お前……っ、だからなんで突然そんなに極端に突っ走るんだよ……っ、そこまで俺言えと言ってねぇじゃねぇか。なんでお前……ちくしょう……っ」


「あっあっ……あっ、駄目、それ駄目……っ、ハル兄、気持ちいいの、ハル兄、ハル兄……あ、ぁぁああっ、駄目、イキそう、イッちゃうよ……っ」


「イキてぇんだろ。ん、んん……っ、こんなにどろどろにするほど、こんな可愛い姿になりながら、俺に愛されたかったんだろ？」

　ハル兄の舌が、あたしの敏感な粒を細かく揺らし、垂れる蜜をその唇が豪快な音をたてながら強く吸い取っていく。

　ああ、気持ちよすぎて眩暈がする。


「ハル兄……ハル兄っ……」


「ほらイケよ。イカせてやるよ。この先もお前が俺を想ってオナるように。いや……この先は、現実の俺がお前をイカせてやる。だから……」


　あたしの秘部にハル兄がいる。

　こんなに艶めいた顔をして、こんなに嬉しそうな顔をして。