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【SS】目が覚めたら…?
第10章 【2000拍手突破感謝】0.憂鬱の逆襲
 

 ナツが挑むようなオトコの目を向けて、あたしの太腿を甘噛みしながら、その繊細な白い指をあたしの膣の中に入れた。


 こぽっ……。

 音をたてて、蜜が溢れてきたのがわかる。


「ねぇ、サクラ。ただ突っ立ってないで、しーちゃんを悦ばせてよ。サクラ、挿れてないだけで……かなり経験しているんでしょう? なにをどうすればいいのか、わかるでしょう?」

 ふわふわな髪を揺らして、モモちゃんを挑発すれば、モモちゃんは泣きそうな顔で唇を噛んでいた。


「ふ……ぅんっ、あ、ああ……」


 ナツの指がくねくねと動く。

 いつの間にか指の数は増え、ナツの指を動かす速度が増していて。


「ナツ、ああ、ナツ、そこ、そこ……駄目っ」

「ふふふ。しーちゃんの駄目は"いい"ってこと。わかっているよ、しーちゃんのことなら。ここがいいんでしょう?」

 ぐりぐりと抉るように刺激を与えられ、あたしが引き攣った声を出せば、ナツは嬉しそうに笑った。

 イッたばかりのあたしの身体は、ナツの与える快感に耐久性を失っていた。


 ああ、恥ずかしい。

 こんな格好で、皆で見られて……はしたないと思うのに。



「ナツ、あああん、あああんっ……」


 いつの間にか指を絡めていたナツの手をぎゅっと握り、もっと決定的な強い刺激欲しいとナツにせがむ。


「シズ……」


 その時、ハル兄が甘えたような声を出して、あたしの耳を口で愛撫してくる。


「たまらねぇ……っ、なぁ、シズ……」


 ハル兄の舌が耳の穴にねじ込まれ、快感がさらに増した。



「俺達がお前を派手にイカせてやるからな……」


 ナツの手の動きが速くなり、さらに深く強くあたしの膣に出入りする。

 
「あっあっあっ…、は、ん、んんっ……イク……またイッちゃう、ナツ、ナツ……ぅ……っ」


 ナツの手をぎゅっと握りしめて果てを訴える。


「しーちゃん、イッちゃえ」


 猛速度で頭上まで駆け上ってくる快感。

 甘さを通り越し、もう目がチカチカしてきて。



「サクラ。来い」


 あたしの耳を攻めまくるハル兄の声に誘われるように、モモちゃんがよろよろと歩いてきた。


 そして――。
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