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【SS】目が覚めたら…?
第10章 【2000拍手突破感謝】0.憂鬱の逆襲
「しーちゃんのお潮♡」
「……すげ」
「さすがは俺様の弟だ」
羞恥でたまらないというのに、大空の元で快感と共に放出するのは、爽快で。
ナツが良く出来ましたとばかりに、あたしの唇にちゅっちゅっと啄む様なキスをしてくる。
「しーちゃん、可愛すぎてもう大好き。なんでこんなに可愛いのかな」
甘い言葉をくれる甘い王子様。
どこまでもナツの面差しは、自らが醸す甘さにとろとろだ。
「……可愛い……なんて、ナツ、変態だよ……っ」
ぜぇぜぇ肩で息をしながらも、醜態をさらしたのにナツにこうしてきらきらとしたまぶしい笑顔で迎えられて、胸がきゅんとする。
「僕の変態さは、100%しーちゃんの愛でできてます。だから褒めて貰えて僕嬉しい。もっと変態さんになりたい。しーちゃん限定で」
はしたなくてしかたがないのに、ナツにここまで悦ばれれば、あたしは嬉しくてたまらなくなるんだ。もっとナツを喜ばせてあげたくなるんだ。
どんなことでもしたくなる。
「ふふふ、……あたしの可愛い変態さん、ちゅうしよ?」
自分からナツの唇をせがむと、ナツの顔が無邪気に綻んだ。
どんなに可愛い顔をしていても、キスをしていればナツはオトコの艶めいた顔になる。妖艶な眼差しをとろけさせ、うっとりとしたような顔で、巧みな舌遣いであたしを乱れさせる。
「ん……んぅ……」
「ん……しーちゃんの方が可愛い。んんっ……もっと舌絡めて、ん……うまくなったね。気持ち……いいね」
「ん……んんっ……ふぅ……んっ」