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【SS】目が覚めたら…?
第15章 【アンケ感謝】藤見さま☆『艶事談義』
「波瑠兄、なんでよりによって今日だと思う?」
「ああ、俺達がチョコ持っていくって知ってたからじゃねぇか?」
「ねぇ、なんでフジミさん、あの茶屋を訪ねるように指示したと思う? 自分を倒そうとする人達がいるところに、なんで?」
「そりゃあ……この住所を書いた手紙を書いた時とは、情勢がかわったからだろう? この時は、きっとフジミもここでカウヒイを飲んで、プチプチスマホでも弄ってなにか書いてたんだろ。
つまり――」
兄弟は奏多を見ました。
「お前がぐずぐずしてすぐにここに来させなかったから、フジミから手紙貰ってから今までの間に面倒臭いことが起こって、俺達が巻き込まれてしまったんじゃねぇか」
「そうだ、そうだ!!」
「フジミにチョコ手渡さずに、今すぐ帰れるのか?」
……か、帰れません。ご本人に挨拶しないと。
「お前な!!」
「もぅ!!」
「ただとはもうしません、波瑠様、奈都様。もし打倒フジミ、打倒卑猥な神に協力下されば、どんなに歳を取っても女を喜ばす技術と」
「オトコでもお肌つやつやの好きな子に愛される技術と」
「俺のように巨根の強度を長持ちさせるテクと」
「早漏克服の秘伝を伝授いたしましょう」
「ナツ……」
「波瑠兄……」
「あ、それから、ミルクティーも」
お琴ちゃんの声にシズちゃんの目がピカーッ!!
「「「是非ご協力させて頂きます!!!」」」
「ねぇ、俺のぎゅぅぅぅは? 言うタイミング逃したら、勝手に落ち着いちゃったけど。ぎゅうが必要ないのも哀しいね、ナツ」
「俺も考えているうちに、終わっちゃった。ね、セイジ、成功報酬にキスの種類全部教えて上げてよ。あそこにコブタがいるじゃない。実践しながら……」
奏多の目がキラキラ――っ!!
コブタでもなんでもいいです!!
「俺は、お琴以外には実践したくない……。例えコブタだろうと、メスはメス。講師失格かもしれないけど…、仕事以外に無駄なことはしたくない」
ぐすん……。
ぶひ、ぶひっ。