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【SS】目が覚めたら…?
第15章 【アンケ感謝】藤見さま☆『艶事談義』
「いつまでもここで立ち止まってもいられませんね。では、このハヤブサ――参ります」
ぱちんっ。
その音を合図に、ハヤブサの扇子がびゅんと宙を走りました。
スコーン。
スコーン。
スコーン。
凄いです。
なぜ複数の女達をひとつの扇子で倒せるのか。
これが四天王の実力なのか。
「イケメン」
「イケメン!!」
イケメンに目の色変える女達はの興奮は凄まじく、倒れてもまた起き上がり、まさしく不死身。
ホズミ姉さんが堅い声で言いました。
「……そりゃあフジミの息がかかっているからね。イクまでフジミよ?」
………。
「……ぷっ、ぷぷっ。ねぇわかってくれた? 不死身とフジミ、かけてみたの~。きゃっは~☆」
ホズミ姉さん……、テンション高いっす。
なんですか、その"ふなっしー"踊り。
緊張感ないひとなのか、それとも余裕すぎるひとなのか。
「さあ、それでは私達四天王が、さっくりやっちゃいますか~。まずは掟に逆らい、ここぞとばかりに講師達に色目使うニャンニャンな弟子達に対して、少々……」
ホズミ姉さんが、キャーキャー黄色い声を上げ続ける肉食女ゾンビ達の前で、
「ぴーちくぱーちく、うるせぇその口を黙らせてやる!!」
怒れるホズミ兄さんとなった時。
「ここは俺達にお任せを。四天王は先へ」
そこにすっと出て来たのはナツとコウセイ。
しかし相手は女とはいえど、50人はいます。
「俺達だって講師の端くれ。これくらいは処理できます」
「そうです。俺達を信じてください」