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【SS】目が覚めたら…?
第15章 【アンケ感謝】藤見さま☆『艶事談義』
「マサキさん!! おのれ……っ」
ハヤトと呼ばれた若者が剣を抜き、それをセイジの剣が抑えます。
「四天王。早く……先へ。俺は……こいつと因縁の決着をつけねばならない」
「……っ、セイジ!! 俺はお前を許さないっ!!」
「早く――っ!!」
「セイジ、私も戦うわ」
「お琴は四天王の傍に……」
「セイジの傍がいい」
愛ですね、愛……。
お琴ちゃんの強い意志を見て取り、セイジは微笑んだ。
ふわりと美しく。
「では共に――」
「「FIGHT、お琴ちゃんっ!!」」
私はシズちゃんと、愛する男を守ろうとする健気で勇ましいお琴ちゃんを精一杯応援してから、四天王達に続いて城に入りました。
入った瞬間、待ち構えていたかのように、ピンク色の着物を着た女達がやってきました。
広い城の入り口に凄い数です。
四天王が動き出す前に、ハルが指を鳴らしました。
「了解!! 僕達もいいところみせなきゃ!!」
ナツが動きます。
あの手にしていた大きな袋からなにかを取りだし、それを裾を捲った女達の太腿の間に入れていくのが、1分も掛かからず。
そして帝王が掲げたのはなにかのスイッチ。
あれは、さっきナツが渡していたものです。
「では」
ぷちりと、帝王がそのボタンを押せば、その場の女達は突如甘い喘ぎ声を出してその場に蹲りました。
「それは一体……?」
「これは……僕の親友が作った、『皆でイクイククン』です。無線式のローターを、彼女達のおまたに入れさせて貰いました♡」
ナツよ……。
ここにくるまで荷物がやけに重いと思っていたけれど、なんでそんなものを持ってくるのだ。
「それは凄い。この僅かな間に、膣にそれを差し込む奈都様の指は、本当に素晴らしい。鍛錬をしてきた私達並みですよ?」
ヤナセ神絶賛、変態王子のゴールドフィンガー。
「凄いね、ナツ。四天王さんに褒められたよ~」
嬉々としたシズちゃんに褒められて、なっちゃん、嬉しそう……。
弟を褒められて、兄君も嬉しそう…。
なんだか作者も嬉しくなってきちゃいました。
てへ。
……正統派王子とは縁遠い、ただシズちゃんのためだけに磨き上げた、卑猥な指使いを褒められたんですけれどね。