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【SS】目が覚めたら…?
第15章 【アンケ感謝】藤見さま☆『艶事談義』
「お前のように、ちゅう以上のいい線いったかと思えば夢オチかどうかもわからぬ不当な扱いを受けずとも。講義名目にして、何度も何度もナカに挿れられるのだぞ? 妾がいれば、あのシズルとやら小娘を毎回講義に出してやろうぞ。講義だから安全だ。淫魔など妾の力で抑えてやる」
「……っ」
モモちゃん、汗だくだく。
「……。俺あっちに行くかな」
「あ、僕も思った。下のお口に入れられる確率と早さは断然、割いいし。ね、しーちゃんも行こう?」
「え、あたしも? まあいいか。お琴ちゃんとお友達になりたいし。お友達と恋バナしたいしね。それにその……えっちな相談も」
え、ちょっと……引き抜き?
藤見さま、引き抜きですか?
奏多の話からシズちゃんと卑猥な兄弟とモモちゃんいなくなったら、なにが残るんですか!?
「そこまでだ、フジミ」
大勢の声がしたかと思うと、後ろからきたのは――。
「皆!!」
ナツ、コウセイ、セイジ、お琴ちゃん。
そしてハヤブサ、ワタリ、ホズミ。
全員集合でした。
「――くっ、モモ、やっておしまい。せめて、せめてヤナセだけでも、イケメンを」
「させないわよ~。フジミちゃん、今度こそは勝つからね!!」
「――喝っ!!」
「ワタリ、それはシャレですか?」
ぱちんっ。
ハヤブサの扇子が閉じられた。
「コウセイ、行きまーす。モモくん失礼して……ぎゅぅぅ」
すると。
「はっ、俺は……」
正気に戻ったようなモモちゃん。
だけどほっとしているお顔はなんですか?
ねぇ、本当に操られていたんですか?
「ヤナセ……ヤナセだけでも…」
藤見さまは必死に、うつぶせになって倒れるヤナセを、布団が見える奥座敷に引きずり込もうとしています。
「させるかっ!!」
ハヤブサの扇子が、スコーンと藤見さまの額にあたると、藤見さまは後方に倒れました。
「さすがは呪いの扇子!! 貫通攻撃!!」
あちらのナツが歓声をあげました、
倒れる藤見さまを手で受け止めたのはハル。
「俺達に邪眼が効かないのなら、今から俺達がフジミから卑猥な神だかを引っ張り出す。お前達は待っていろ」
そしてハルはのびた藤見さまを引き摺りながら、ナツとともに奥座敷の方へ。