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【SS】目が覚めたら…?
第15章 【アンケ感謝】藤見さま☆『艶事談義』
 


「だとしたら、ちょっとフジミにエネルギーを入れてやるか。今の状態ならナニもできん」


 帝王が笑いながら、水槽のロブスターを手で掴み、ばりんばりんと食べ、



「食らえフジミ。ロブスターエキスを注入だっ!!」


 どこからエキスを入れているのか、ここからではわかりませんが、藤見さまの身体がびくびくしているのがわかります。



「フジミさん。僕達を応援ありがとうございます。これ、バレンタインのチョコ、僕が作りました。そうだこれ……」


 ナツがラッピングしたプレゼントを自ら開けました。

 中から出て来たのは……。



「キングコングの手形?」


 違いますよ、シズちゃん。

 帝王の手形です。


「帝王パワーを召し上がれ!!」



 ああ……。

 無理矢理食べさせられて、藤見さま大丈夫なんでしょうか……。



「ええと……ん?」


 ようやく藤見さまは正気に戻られたようで。


「え、なになに。肩が軽いわ!! なんで!?」


 今までのことなど覚えてないようで。



「それはね」


 ナツがハルと顔を合わせてにっこりと笑って言いました。



「フジミさまを愛するキャラ達の、愛情が起こした奇跡です」


「え?」


「さあ、皆さん。産みの女性に……愛に溢れた癒やしの技を!!!」



 そして全員が藤見さまを喜ばせようと、押しかけました♡



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