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【SS】目が覚めたら…?
第16章 【アンケ感謝】結芽里さま☆『決闘』
 

 するとレオ様、むっとしながらアリちゃんを引き寄せ、アリちゃんの首筋を舌で舐めました。


「ああ……駄目、レオ……っ」


 ガン見。

 ハルと結芽里さま以外、ひたすらガン見。


 なんでしょうこの濃度の高いピンク色。

 レオ様は夜の帝王なのでしょうか。


 妖しい色香に、シズちゃん足をもじもじ。


 するとハルはむくれた顔をしてシズちゃんの服の下に手を入れて……。

「ひゃぁぁ……んっ」


 真向かいで繰り広げられている営みに、顔を赤く染めているアリ様の表情に、とろりとしたものが……。

 するとレオ様もむくれた顔で、アリ様の大きくあいた胸繰りに手を入れて……。


「レオ……駄目ったら、ぁあ……」



 ピンクの応酬。

 さらにさらに深まるピンク。止らない破廉恥な行為。




「「やめんかい!!」」


 私と結芽里さまのストップは同時でした。


 ちっと舌打ちの声がしたのはどちらからでしょうか。


「ふぅん……随分とやるんですね、王子様」


 今まで大人しくしていたナツが笑いました。


「兄が統治するサバンナだけでなく、僕が持つ肩書きまで侵蝕して、それで貴方は一体なにをしたいのですか?」


 ……ナツ、おいナツ。

 兄からシズちゃん受け取りながら、なにお股に怪しく手で弄っている。
 

 レオ様は、ナツの言いがかりに毅然と答えました。


「したいのは、ただ……アリエッタと○○○!!」

「レオっ!!」



 しーん。


 ……聞かなかったことにしよう。

 崇高なレオ様は、どや顔でそんな卑猥なことは言わないだろうし……。

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