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【SS】目が覚めたら…?
第16章 【アンケ感謝】結芽里さま☆『決闘』
 
「よし、じゃあレオさんが妖刀村正で、波瑠兄が武器なしだね。レオさん、ちゃんと練習してみた? 奥義とかだせそう?」


 奥義?


「ああ、連携……技とやらが複雑だが、戦えばなんとかなるだろう」


 連携技?


「勝負は3回。制限時間に気をつけてね。じゃあ、Fight!!」



「とりゃあああ!! 波動拳!!」


 ハドウケン?


「遠隔攻撃は卑怯だぞ!?」

「そういいつつ、お前だって拳から火の玉出して攻撃してるじゃないか!!」

「こ、これは……よぅし、貰った!! 流星網!!」

「なめるな、カウンターっ!!」


「なっ!!」

「時代は剣より、拳なんだよっ!!」


 ドアをこっそり開けて見ました。


 そこには……。





 テレビゲームで対戦しているふたりの姿。

 大の男が、コントローラー持って並んで座っているとは。


 そして、ハルが勝ったようです――。



「やはり指の闘いだけでは納得いかぬ。身体全体を使って……」

「よし、だったら俺の部屋に」


 今度はハルが部屋に誘いました。


「波瑠兄、例のモノを使うんだね?」

「ああそうだ」

「わかった、用意してくる。だけど僕も参加するからね」



 そして繰り広げられたのは――。

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