この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
【SS】目が覚めたら…?
第18章 ハルへのエイプリルフール
 


「シズ……っ、すげぇ嬉しい。シズ……」



 気づけば、今流行の"壁ドン"で。

 歓喜の熱に揺れる潤んだ瞳が優しくあたしを見つめていて、あたしの顔の両側に伸ばされたハル兄の腕のおかげであたしは身動きすら出来ず。


 情熱的なハル兄の空気に流されそうになりながらも、焦りまくって心臓がバクバクのあたしは、艶めいたその野性的な顔を見つめ返すくらいしか出来ず。



「シズ……、俺も……好きだ」



 ああ、囚われる――。


 
 一直線に向かってくる漆黒の瞳。

 その熱視線と共に近づいてくる、唇。


 何度も何度も重ね合ったその唇が、



「愛してる――」



 吐息混じりの愛の言葉を漏らして、あたしの唇に。


 ああ、ハル兄の唇が欲しい。

 ハル兄の甘い吐息に溶けたい。



 煽られるのは情欲? それとも――?




 そして――。



「静流――……」



 あたし達の距離はゼロになる――。


/779ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ