この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
【SS】目が覚めたら…?
第25章 【ファン感謝】白雪姫 ①猟師(ハル)
「………」
「………」
「……お前のことが「はっくしょん」
二度あることは三度ある。
「………」
「………」
うう……寒っ。
「……俺「はっくしょん」
「てめぇ、わざとかコラア!!」
「違う、違……はっくしょん」
「なんでこんな時にくしゃみなん……ぶはっくしょん」
あたしより豪快なくしゃみがハルからも出てくる。
そりゃそうだ。
散々雨に打たれている。
熱くなることをしているとはいえ、限度がある。
これ以上ここで続けていたら、風邪を通り越して肺炎になる。
火をおこして、まず体を温めないと。
そんな時、視界の端に洞穴らしきものを見つけたあたしは、移動しようと提案した。
身体を離そうとしたのだが、ハルが抱きついてきて離れず。抽送をやめようとしない。