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【SS】目が覚めたら…?
第25章 【ファン感謝】白雪姫 ①猟師(ハル)
ハルはふっと笑うと、顔の角度を変え、斜めからあたしに覆い被さるようにして、獰猛な口づけをしてきた。
「んんん……っ」
「ん……はっ……」
急くような呼吸をして。
飢えたような瞳をして。
発情した動物のように、荒々しく淫らに舌を絡ませて。
互いの口内をかき混ぜるように舌を暴れさせて。
もうどちらのものかわからなくなるくらい、激しく。
それが想い。
それが隠していた劣情。
気持ちいい。
求められるのが。
気持ちいい。
ハルと激しく絡み合って得られる快感が。
「ん、んんっ……ハル、ぁぁんっ」
「ん……シズ、んんっ……」
口端から零れ落ちる唾液。
ハルが引き抜いた舌で舐め上げ、あたしの唇や舌を音をたてて吸い上げる。
恥ずかしくてたまらない水音。
だけどその激しさが気分を昂ぶらせる。
ハルが苦しげながらも艶めいた表情で、時折息だけではなく声を漏らすと、それだけでたまらなくぞくぞくしてくる。
相手の興奮にまた興奮が止らない――。