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【SS】目が覚めたら…?
第3章 Ⅱ.ナツと……
1月2日――。
その日の朝は、やけに息苦しくて目が覚めた。
うっすらと目を開ければ……。
「ん……ふぅ……んっ、ちゅる……んんっ……」
発情している王子様のドアップ。
「ん、気持ちいい……ね、じゅる……ああ、しーちゃんの舌……甘い。じゅる……。ああ、ねぇ、もっとこうやって舌を絡めて……んんっ、どう? ここ……ああ、気持ちいいんだね?」
妖しい艶を放って悶えるように発情している王子様は、あたしの目が開いたのを知ると、その目を細めて微笑んだ。
あたしが目を覚ましたら――。
「……おはよう、しーちゃん。ん……、やっぱりしーちゃんは舌の横が弱いね。ん……ああ、たまらないね……しーちゃんの甘い香り……、しーちゃんの感触……っ、ああ……僕、お預けくらってたから……ああ、早漏修行してなかったら、これだけでイキそうだよ……」
一緒に布団に潜り込んでいたナツが、下以外ほぼ全裸に剥いていたあたしを抱きしめながら、激しいディープをやらかしてました。
「しーちゃんの胸、気持ちいい。ああ……吸っていい? だけどそんなことしたら……挿れたくなるね。ねぇ、しーちゃん。ここに……挿れていい? 挿れながら、しーちゃんを愛していい? ねぇ……しーちゃん、ここ。ここに挿れたい。修行の成果、試したい。しーちゃん、ここ、ここっ!!」
そして手はあたしの乳房を弄り、あたしの片足を上げて……下着越し、"ここ"を強調する度、ぐいぐいと朝から元気なナツのモノを強く押しつけながら、切羽詰まったような扇情的な顔で、あたしに懇願してくる。
覚醒、理解……同時に強まる快感。
「うわっ!!」
目覚め早々驚いたあたしは、ベッドから転げ落ちてしまった。