この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
【SS】目が覚めたら…?
第27章 【ファン感謝】白雪姫 ②小人(ナツ)
「はっはっ、しーちゃん……覚えていて」
ナツが顔からぽたぽたと汗を垂らし、腰の律動を強めながら、真剣な目で見下ろしてくる。
「しーちゃんにケーキを贈ったアカの想い。しーちゃんにウェディングドレスを作ったアオの想い。しーちゃんに花を贈ったリョクの想い。しーちゃんと住む綺麗な家を夢見たシロやキの想い。しーちゃんと愛し合うこの寝台を贈ったダイの想い」
ぽたぽた、ぽたぽた……。
「そして、こうしてしーちゃんの身体に愛を刻み込む、僕の想い」
汗にまぎれて、ナツの涙が入り交じる。
「皆は……どうしてるの?」
「……死んでいないよ。すべて僕の中にいる。僕が6人の想いを抱えて、こうやってしーちゃんを愛している」
あたしの脚が持ち上げられ、抽送がさらに深く激しくなり、あたしは大きく喘いだ。
ナツの、妖艶さを増した顔が近づいた。
その息遣い、その表情からして官能的だ。
「思い出してね、僕達のこと。どんなにしーちゃんを好きだったのか。どんなにしーちゃんを花嫁にしたかったのか。
僕は本当に……」
ナツが泣きながら笑う。
「僕は本当に、君と出会えて。君に愛されて……よかった」