この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
【SS】目が覚めたら…?
第27章 【ファン感謝】白雪姫 ②小人(ナツ)
 


「ナツ……? ナ……はぅぅっ、ナ……ああぁん、ああああっ」


 ナツの言葉にどこか不安を覚えながらも、言葉にしようとした途端に、容赦なく快感を刻み込まれた。

 繋がった部分が見えてしまうほど間近で交じり合う部分には、猛々しい愛があるのに、ナツが向けてくるのは穏やかな声調。


「可愛い僕だけの姫。僕達に幸せをありがとう。僕達は本当に、君に出会えて幸せでした」

「ナツ、ああっ、ナツ、や、ナツ……、ああ、クる、あああキちゃう!!」


「君と一緒に……、僕達の子供と一緒に、笑顔で暮らしたかったな。君とおいしいパンを焼いて、君とお野菜育てて。君と、君と……っ」


「ナツ、ナツ、ナツっ!! 激しいっ、あっ、そこは……あぁああっ、一緒に、ねぇナツっ!! ああ、駄目、駄目駄目、駄目ぇぇぇぇっ!!」


 腰から頭上に突き抜けそうな快感の波に翻弄されているあたしは、ナツの呟きは聞こえても理解できない。


「もう……時間が来たようだ。くしを折ってしまったから、僕を生かしてきた森が魔力を失い、終焉を迎えた。こちらの方が早かったか。

幸せな夢は、ここで終わりだ。

愛するしーちゃんに……僕達全員の最後の贈り物だ。大切に育ててね」


 ずんずんと最奥を突かれて、あたしの身体は反り返り、目の前にちかちかとした閃光が散った。


「ナツ、ナツ!! ああああ、あああああっ!! 好き、好き――っ!!」

「僕も……好きだ。愛してる。……ああ、ん……は、シズル、僕を忘れないで。シズル、愛してる。君だけを……く――っ」


 迎える激しい絶頂の中、あたしの胎内の最奥で、ぶわりと存在を主張したナツが弾け、熱いものが注がれた気がした。


「ごめんね、しーちゃん……。幸せになって…。

僕は永遠に……君を愛している」



 どさりと崩れた音。

 薄れるナツの声を聴いたのは、それが最後だった。


/779ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ