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【SS】目が覚めたら…?
第28章 【ファン感謝】白雪姫 ③王子(モモ)
もう二度とこんなバカな事態を招かないようにしようと、心に誓った――その夜のことだった。
目を瞑れば余計、サクラの頬の感触と握られた手、そしてあの燃えるような目と半開きになった唇が思い出されて、脳裏から消えない。
思い出すと下腹部が変な感じがして、身体をくねらせてしまう。どうすればこの甘い責めから逃れられるのか、あたしはわからなかった。どこが疼いているのかすらわからない。
だけど、自然と指が行き着いてしまった。
「……なに、これ……っ」
足の付け根にある秘密の園に。
下着が濡れていて、あたしは月のものが来てしまったのだと思った。
「違う……血じゃない。なに、これは……」
下着の中に指を入れて掬ってみれば、そこについたのは蜜のように糸をひくもの。尿意はないから失禁したわけではない。
わからないのに、なにか淫らなものだということは悟った。指で触れたその衝撃に、身体が甘く痺れて。
「やっ……」
はしたないと思いながら、初めて弄る秘部は、熱いとろとろとした蜜に覆われていて、熱を持っていた。
指がびらびらしたものを掻き分け中央を掠ると、
「ぁ……んん…っ」
身体がびくびくとして、鼻に掛かった甘ったるい声が出てしまう。
気持ちがいい――。
「ああ、なに、んんっ……はぁっ、ああ……」
何度か擦っていると、もうわけがわからなくなってくる。寒気のような痺れが腰から頭に駆け抜け、秘部がもっと蜜に溢れて。
自然と早まる指の動きに同調したように、あたしの呼吸も速くなり、ぐちゃぐちゃといやらしい音が部屋に響く。
「ああ、たまらない、たまらないよぅ……」
身体がびくびくする。ああ、なにか迫り上がってくる。