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【SS】目が覚めたら…?
第3章 Ⅱ.ナツと……
 
 
 抗うことができず、ちらりとナツのモノを見た。

 大きく天を仰いでそそり立つ、猛々しいナツのモノ……。


 怒張の様は凶暴なのに、色艶といい…おいしそうだ。

 ああ、あそこから…蜂蜜のように甘い白濁液が……。


「しーちゃん、よだれ」

「へ? 嘘!?」

「嘘だよ。だけど……ふぅん? 僕をおいしく食べようと考えていたんだ? どこで?」


 ナツが妖しい笑みであたしを見る。


「どこで僕を食べたいの? ここ?」


 ナツはあたしの唇に指をあてる。


「ここ?」


 次に、あたしの手を触る。

 そして――。


「ここ?」


 ナツの指は、あたしの秘部をぽんぽんと軽く弾く。

 弾かれただけなのに、ネチネチと粘着質の湿った音がして恥ずかしい。


「僕は……ここでなら食べられていいよ? ふふふ、だけどその前に僕がおいしくしーちゃんを頂くけどね? こんなに熟して……僕に食べて貰いたいって甘い香り放っているんだもの。ねぇ、すごいよ……ちょっと触っただけなのにこんなに糸ひいて……そんなに食べて貰いたい?」


 ふと疑問が湧いた。

 下着越しのはずなのに、ナツの指の感触がとてもリアルすぎて。


「……あれ、あたし……ショーツ……。あれ?」


 ないのだ。

 あたしの付け根にあるべきものが。

 まさか道場に置き忘れたとか!?

 モモちゃんの忘れ物は持参して、あたしパンツは忘れてきたの!?


「忘れてないよ……?」


 ナツはとろりとした顔であたしの耳もとに囁く。

 その壮絶な色気を見せる首筋を見せつけながら。


 ああ、吸血鬼になりそう。

 この首に噛みついてみたい……。



「溶けてなくなったんだよ」



 そんなあたしに爆弾発言。
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