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【SS】目が覚めたら…?
第3章 Ⅱ.ナツと……
「あれね……しーちゃんの蜜をたっぷり含むと、溶けちゃうものなんだ。しーちゃん、凄い量の蜜を溢れさせていたんだね……」
気怠そうな甘い声を響かせ、ナツはちゅっとあたしの耳に唇を落とす。
「な、なななな!?」
忘れていた。変態王子様のコレクションは、変態グッズなのだということに。
彼がこの下着を差し出した時に、にやりと笑ったその意味を、真っ先に追及すべきだった。
「しーちゃんのえっち」
吐息混じりの甘ったるい声が、あたしの耳を犯していく――。
「溶かしちゃうほどの蜜って、どれくらいだろう。……ねぇ、見せて?」
妖しく笑うナツは、あたしを引き寄せて膝の上に乗せると、足首を掴んで一気に両足を左右に大きく開き、さらに足袋を履いたその足をあたしの頭上にまでぐいと持ち上げた。
尻が持ち上がり後方に傾いたあたしは、ナツの膝から滑り落ちるように床に転がり、秘部を……ナツの目線にて露わにさせてしまった。
「ちょ……ナツ!?」
そしてナツは――。
「まんぐり返し……。でんぐり返しをもじったみたいだけど……ふふふ、しーちゃんのがよく見えるよ。僕の着物でこんなにはしたなく乱れて……本当にしーちゃんはいやらしい子だね」
濡れしきっているそこを、食い入るように覗きこんできたのだ。
あたしの顔のすぐ近くで。
「ああ、すごいよ。すごい濡れて光ってて……僕を誘ってる。おいしそう」
見られている部分が熱くじんじんする。
ナツの膝が、着物の裾を踏んでいるようで、この体勢を変えられない。
視姦されているようだ――。
恥ずかしくてたまらないのに、秘部は熱視線に熱く潤んでくる。興奮しているのを見られたくないのに、ナツは真剣な顔で魅入って、視線を外してくれない。
あたしの秘部のように、とろとろに蕩けて濡れた目を熱く滾らせながら。
「や……ぁ、ナツ、見ないで!!」
いやいやと足をばたつかせても、その足をナツが掴んでしまう。
「だぁめ。足は閉じさせません。ねぇしーちゃん……僕、ただ見ているだけなのに、どうして濡れた花弁がひくひくし始めたんだろう。すごいよ、生き物みたいに息づいている」
ナツの言葉に、あたしの体はかっと熱くなり、さらに秘部がきゅっきゅっと収縮し始めてしまう。