この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
【SS】目が覚めたら…?
第28章 【ファン感謝】白雪姫 ③王子(モモ)
 

 知らずに甘くなる声音を、姫の耳もとで響かせる。


「とろとろに? とろとろになるとどうなるんですか?」


 舌を耳殻の溝に這わせ、耳朶を音をたてて甘噛みする。


「さっきどうなっていたんですか?」


「……気持ちよくて、泣きたくなってくるの……」

「じゃあ泣いてみますか?」


 姫の泣きそうな顔。潤んだ視線が絡み合う。

 自然と唇を重ねそうになり、俺は寸前で思い止まって、代わりに姫の口に俺の指を入れた。


「指……じゃな……んんっ、むふ……ぅんっ」


 二本の指が姫の舌を挟め込むようにしながら、その舌を堪能する。


「んぁ、ふぁ……んぅ…」


「お行儀悪い姫だ。上からも下からも涎を垂れ流すなんて」

「それ……ふぁ…ぁん、サ、クラ……」


 噎せ返るような姫の色香にくらくらがとまらない。

 この溢れかえる蜜の中で溺れ死んでしまいたいほど、その身体をもっともっと堪能したくて。

 ……少しでも姫の温もりを感じたくて。少しでも寄り添いたくて。


 ハルさん……、ごめんなさい。

 姫の純潔は守ってちゃんとお返しします。

 だけど……、ハルさんが迎えにくる明日まで、姫を愛させて下さい。


 せめて、姫の姿が見えない後ろから……、そして、衝動で理性を壊してしてしまった、接吻という"繋がる"行為はしませんから。

/779ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ