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第3章 Ⅱ．ナツと……

　

「あれ……今度はびくびく震えてる。半開きの花弁から蜜が零れてきたよ。凄いね……この花弁を割ったら、どうなるんだろう……」


　そしてナツは、ふぅっと熱い息を花弁に吹きかけたんだ。
　
　前後に伸びる秘裂に沿うように……。


「ひゃあああっ」


　ぞくぞくとした快感に身を震わせた。


「甘い匂いがたまらない……。ああ……もぅ、鑑賞はお口で。しーちゃん、頂きます」


　そしてナツは、股の間から羞恥に悶えるあたしの顔を挑発的に見つめたまま、その舌で一度己の唇を舐めると……あたしの秘部に触れ、前後につつつと舐め上げたと思った途端、勢いよくかき混ぜ始めた。

　欲しくてもどかしくてたまらなかった刺激が、はっきりとした輪郭を持ち、その気持ちよさに声が止まらない。


「あああ、あん、あああんっ」

「気持ちいい？　ここ……？　ああ、蜜が溢れて……もったいない。じゅる、じゅるる……」

「ああ……ナツ、やあぁぁんっ、ナツ、吸っちゃ……はぅぅぅ……」


　至近距離にて、あたしの秘部に、頭を振って激しく口淫するナツが見える。

　あたしに口づけたその唇であたしの秘部に強く吸い付き、あたしを翻弄させたその舌先で秘粒をくりくりと捏ね、そしてナツが入りたがっている蜜壷の周囲を舐め、舌を窄めて中に差し込んでくる。


　息をつかせぬ程に責めてくるナツに、あたしは涙を流して悶えた。


「ナツ、それ、それ駄目……っ、ナツ、ナツ……気持ちいい、変になる……っ」

　いつの間にかあたしの両手はナツの両手と指を絡め合い、果ての近さを訴えていた。


「いいよ、しーちゃん。もっと乱れて変になっておかしくなって？　ん、んん……凄いよ、この蜜。僕に興奮してくれてるんだね。ちゅるちゅる……なんて可愛いんだろう。ああ、本当にたまらない……。……。ああ、やっぱり駄目。挿れたい、ここに入りたい」

　ナツは、あと少しでイキそうだったあたしから顔を離し、足を下げた。


「ナツ……？」

「僕……もう余裕ない。挿れていい？」


　切羽詰まったような顔で懇願され……あたしは頷く。



「ああ……嬉しい」


　ナツは恍惚とした顔で微笑み、あたしをぎゅっと抱きしめてきた。