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【SS】目が覚めたら…?
第28章 【ファン感謝】白雪姫 ③王子(モモ)

シズルSide
噎せ返るようなきつい香水の匂い。
自己主張が激しく、どんなものでも自らの匂いに染めてしまう……、そんな強制力を持つ魔性の香り。
すぐに意識が朦朧となってしまいそうな、くらくらと眩暈がする頭を堪えていれば、靄がかった乳白色の視界が次第に薄れ……サクラが現れた。
サクラに声をかけようとしたのだが、声が出ない。
近くに駆け寄りたいのに、足が動かない。
そんな中、サクラが甘く微笑んだ。
あたしではない、隣にいるドレスを来た女人に。
……それは、お母様だった。
お母様は両手を伸ばして、サクラのメガネを外すと、そのまま……サクラの首に両手を絡めた。
そしてサクラの両手が、その女性の身体に回され――
唇が重ね合い……何度も頭が揺れる。
いやだ。
サクラ、いやだ!!
漏れる水音。甘い喘ぎ。乱れる呼吸。
くねくねと、サクラの首で誘うように動くお母様の両手。
ふたりは震えるあたしに気づかず、互いの服を脱がせ……、全裸のままで抱き合い口づけしながら、横になる。
筋肉がついた男らしいその身体をお母様の豊満な肉体に擦りつける様に身体を重ねるサクラは、お母様の身体をあますところなく唇と手で愛撫する。
それがあまりに官能的な動きで、見ているだけであたしの秘部がじゅんと濡れてしまう。いやだと思うのに、男と女の営みから目が離せられない。
お母様が嬌声を上げて、サクラの頭を掻き毟りながら快楽の大きさを訴え……、サクラの両手は卑猥に動いてお母様の大きな乳房を揉み込み、形を大きく変える柔らかそうな乳房の頂きに吸い付いた。
その気持ちよさを知るあたしは、身体が疼いてたまらなくなってしまう。ますます秘部が熱くとろとろになっていく。
サクラは反対の手でお母様の足を開くと……、身体をずらして、その両足の付け根に顔を埋めたんだ。
やめて……。
あたしにしたように、両足を大きく開いて。
「ああ、綺麗です、王妃様……」
茂みの中に顔を埋めると、お母様の身体が跳ねた。
サクラ、ねぇやめてよっ!!
うっとりとした表情のまま頭をゆっくりと左右に振りながら、舌を激しく動かして秘部を舐めるその姿は、お母様に心酔する従順なる下僕のように。

