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【SS】目が覚めたら…?
第28章 【ファン感謝】白雪姫 ③王子(モモ)
 
――今、庭園に……白雪の気配がした。


 俺が姫を薔薇園に残し、ハルさんに連絡をつけ、何食わぬ顔で宴に出ようと支度をしている女王のもとに赴き、彼女から言われた言葉。

 王妃の力が巡る薔薇園に入れば、姫は見つかることはないのだ。

 見つかると言うことは、薔薇園から出ているとしか思えない。
 

――そしてもうひとつ…これは猟師、ハルのか?


 薔薇園の外にふたりが出ている? ありえないと思った。今頃薔薇園でふたりは睦み合っているはずで……。

 ハルさんには、鷹のナツの足に王妃のハンカチを結ばせた。それを持っていれば、ハンカチに染みこんだ王妃の血の波動が結界を抜ける手助けになるはずで、一夜くらいは王妃の感知能力を騙せることができるはず。

 明日まで待つという予定を十分知っているハルさんがいて、姫と薔薇園を出る危険な真似をするはずは……。


――そなた、白雪を匿っていたのか? 城外に出たと嘘をついて。まさかハルとグルか? そなた、あのものと仲が良かったものなあ。


 怪しんだ女王に言われた。

 どうしてだ。なんで姫は薔薇園を出た?

 明日の援軍がくるまでは、どうして薔薇園にいられなかった?
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