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第28章 【ファン感謝】白雪姫　③王子(モモ)

　
　乳房を強く弱く弄ばれ、気持ちいいと啼けばサクラが嬉しそうに笑って、顔中にキスを降らす。そして絡み合って蠢く足の付け根の部分を、あたしの秘部にぐいぐいと押しつけてくる。……わざとだ。

　サクラの唇があたしの耳と首筋を攻め始めると、自然にもぞもぞ動く秘部に、あきらかに硬く熱いものが掠め、思わずサクラの足を挟み込んだままでぎゅっと足を抱え込むような格好にすると、サクラの尖端があたしの秘部に抉るようにあたり思わず歓喜の声を上げた。


「……本当にあんたはいやらしい」


　とろとろに蕩けたその眼差しで挑発的にあたしを見るサクラは、わざとサクラのモノをあたしの秘部に大きくなすりつけてきて。


「ああ、あんたのいやらしい蜜で俺もすごいことになった」


　意地悪く笑う顔すら妖艶に。

　サクラ自身をあたしの身体が感じてしまえば、それが欲しいと下腹部の奥がきゅうきゅうする。


「サクラ……」


　たまらないよ。

　もう焦らされたくない。


「サクラ、あたし……」


　サクラが欲しい……そう言おうとした時。



「……もう限界。挿れていい？」


　それまでの余裕に満ちた顔を消し去って、切羽詰まったような顔であたしに口づけをしてくる。

　そのサクラの表情に胸がきゅんと締め付けられる。


「繋がりたいんだ、シズル……」


　あたしは返事の代わりに、サクラの首に両手を回した。


「痛かったら、俺の肩……爪たてていいから」


　蜜壷にぐっと押し当てられた感触。


「……愛してる」


　そして、灼熱の楔があたしの蜜壷の中に押し入ってきたんだ。

　サクラのを手で触ってはいたけれど、幾ら望んだこととは言え、あたしの胎内が切り裂かれそうだ。あまりに重量感あるものの侵入に、あたしの呼吸が引き攣って、身体が緊張に硬直する。


「大丈夫、大丈夫だから。ゆっくり息をして……」

　サクラの呼吸も乱れて、なんだか苦しそうだった。


「サクラ、苦しいの？」

「……これは、男にしかわからない、感動」


　そう言うと、汗を滴らせながら切なそうに見つめて来て、


「ごめん、本当はゆっくりいかなきゃならないんだろうけど、俺……そこまでの余裕も経験値もない。かといって、出ていけない。出て行きたくない、もう止まらない…っ」


　ずんと腰を埋め込んだんだ。