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【SS】目が覚めたら…?
第3章 Ⅱ.ナツと……
「ああ、しーちゃん、ごめん、僕限界。しーちゃんまだ!? ねぇ、僕、僕――っ」
「あと少し、あと少しで……」
「しーちゃん、もう無理、しーちゃん……静流、ごめん、静流、静流っ、ああ――……」
あたしのナカでナツがぶわりと大きくなりぶるぶる震えた。
「――くぅぅぅっ」
そして、奥に浴びせられた熱い迸り。
その熱い感触が、あたしを高みに登らせた。
「ああ、来た、来た来た、ああ、あああああ――っ」
「……数秒の差、だったのに……」
どこかでしくしくとした声が聞こえた。
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「頑張った……んだ」
「ん?」
「だけど……生しーちゃんはよすぎて。一緒にイクことすらできなかった。イメトレも無駄。合宿修行もあまり効果なかった。もっと長持ちして、もっとしーちゃん狂わせるつもりだったのに。このままじゃ僕、早漏の汚名を返上できないよ……」
ナツが悄げて、あたしに抱きついたまま離れない。
「いいじゃない早くても。ほら、もぅこんなに元気になっているのなら、持続力より回数で。何度も何度も……あたしを愛して?」
凄い回復力を見せるナツのモノ。さっきから、また入りたいとトントン礼儀正しくノックされている。