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【SS】目が覚めたら…?
第29章 【白雪姫感謝】アナザー○○雪姫
 

「俺だって好きで36歳メープル味になったわけじゃねぇんだよ。俺だって変態だろうと若くてモデルなんて出来る美貌を持ちたいんだよ。いじめか!? 36歳、いじめて面白いか、ガキ共!!」


「うわ~、僻み入って年寄臭い~」

「あっち行こう、年寄臭いの移っちゃう」

「そういうのに限って、子供は"○○ちゃん"とか先に名前つけて、安産のお守りとか大切にして、夢ばっかり追うんだよね~」

「ついていけないよね、まずは相手をどうにかしろっていう感じ」

「本当本当。きっとモテるなんて思っているのは自分くらいだよ」

「年寄の妄想は、やーねー」


 7人の小人達は、姫に多大なダメージを与える。


「……、子作り…出来なくなったらどうすんだよ。アキが生まれることを夢見て、ピンクのお守り先に買っていてなにが悪いんだよ。相手……いるよ、目の前に運命の……」


 そして姫は小人のひとりを捕まえて、無理矢理頬ずりをする。


「シズ……。俺をお前の嫁にしてくれ。頼む!!」

「いーやー、助けてぇぇぇぇ」

「このつるぺたさとふさふさで柔らかい髪が、俺の芯を刺激する。ドキドキが止まらない。胸の高鳴りが止まらないんだ」


「皆、行かないでぇぇぇぇ!!」


 捕まったシズは悲痛な声を上げて、手を伸ばして泣きじゃくった。

 だがそんな小人を無視して、姫は熱い想いの丈を告げる。


「シズ、愛してる。俺様の愛を受け止めてくれ。そしてすぐに……俺を抱いてくれ。俺に種付けをしてくれ。ああ、俺……」

「いーやー」


 小人が全力で拒否した時だ。

 コンコンコンとノックがされたのは。
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