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【SS】目が覚めたら…?
第29章 【白雪姫感謝】アナザー○○雪姫
他人事のように振る舞っていた6人の小人が応対をする。
「こんにちは、おばあさん!! どうしたの?」
「あ~、そのー、えぇぇと、林檎を食べないか? そこの姫」
黒いマントを羽織って現れたのは、どう見てもメガネ姿のサクラにしか見えないが、おばあさんと言われた表現を否定しない。
小屋が小さすぎて、身を縮めて勝手に入ってくる。だが土足厳禁でもないのに、最初から魔女のとんがり靴を揃えて入ってきたり、お邪魔しますと頭を下げるさまは、かなり礼儀正しい純和風の老婆らしい。
「姫、林檎はいかが~?」
だが、目の前で嬉々として手を出している6人の小人達は完全無視で、背中を向けている姫を呼ぶ様は、なにか切実だ。
「姫が林檎渡受け取ってくれないと、俺のセカンドDTが……」
第二弾官能話を目論む老婆事情は、捕まえた幼いシズの剥き剥きに夢中になっている姫には届かない。
「うるせぇな。俺が剥いて食いたいのは、シズだけだ」
目を爛々と輝かせている姫は、凹凸のないつるつるの身体に魅入られ、差し出された林檎に見向きしない。
「いや、そんなこと言わずに。ほら、この林檎、まるで毒が入っているかのように赤々しい色でおいしそうですよ」
「じゃお前食え」
「い、いや……それは」
「シズ食べる!!」
「シズも!!」
「きゃーお林檎~」
「だ、だめだ、あんた達が食べたら駄目だ!! 駄目だと作者から言われているんだ!!」
どう聞いても若い男の声を出しながら、おばあさんはおかしなことを口走りながら、小人達から林檎を取り上げる。
そんな騒動に見向きもせず、姫はつるぺたの小人の全裸を見て、止まらぬ動悸に乗せるように乱れた呼吸をした。
姫の身体は、興奮に燃えるように熱かった。
「幼児用から老人用まで、俺が生涯お前のおむつの面倒をみてやる。プシャーッと勢いよくかけていいから、俺様をお前の嫁にしてくれ」
「いやー」
「だったら婚前交渉をして、既成事実を作る!! さあ、アキを俺に孕ませろ!!」
ハル雪姫も全裸になって、小人を煽ろうとする。