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【SS】目が覚めたら…?
第3章 Ⅱ.ナツと……
「しよ?」
甘ったるい声と同時に、あたしの尻の下で胡座をかいたナツは、
「あ……ぅ……んっ」
雄々しく屹立するものを蜜壷に差し込み、後ろからゆるゆると動き始めたのだ。
「あぁ……"腰おろし正座バック"……ぞくぞくくるね……」
「ナツ、あああ、罰当たり、罰当たりだよ……っ、こんなので許してくれるのは、卑猥な神様だけだよ……っ」
しゃん、しゃん、しゃん。
音楽に乗せて、ゆるゆるとナツの腰が動いているのが、祭壇の鏡から見えた――。
愛おしそうにあたしに抱きついて艶めかしい腰の律動を見せるナツ。
「しーちゃん、ああ……たまらない。愛おしいよ、しーちゃん」
前に回した手であたしの秘粒をまさぐり、喘いで前に崩れそうになるあたしの腕を引いて、顔をナツの方に引き寄せると、激しく舌を絡ませてきた。
「ぁあ……ああっ、しーちゃん、ひとときのものにさせないよ。しーちゃんは僕のものだ。僕だけのものだ……っ」
「こっち見て……ねぇ、もっと僕を見て。もっと僕に溺れて……しーちゃん、もっともっと深く繋がりたい……」
「ああ、しーちゃん、気持ちよそうだ。ねぇ、僕にもっと感じて。僕がいないと生きていけない体になって」
「ああ、いい……っ、このまま溶けたいっ」
「しーちゃん、静流……っ」
甘い享楽に耽りながら、ナツの悲鳴のような叫びを聞いた気がした。
大人と子供の境界を彷徨いながら、確実にオトコとして成長しているナツ。噎せ返るほどのオトコの艶めきを見せながら、ナツは隠そうとしない。
「好きだ、好き。静流……好きなんだっ!!」
迸る情熱を。
愛の痕跡を、あたしの胎内に放つ。
何度も何度も迷いなく――。
「好きだよ……」
激しい行為が終わっても、ナツの甘い声に体が反応してしまう。
「好き……」
どうして切なそうな声を出すのだろう。
大きい身体をゆりかごのようにされ、後方からゆらゆらと揺らされてあやされているのはあたしだというのに、ナツはあたしに縋り付く。
うなじに舌を這わせ、熱く……耳もとに囁いてくるんだ。
「しーちゃん……僕の子……産んで」
ナツが後ろからあたしのお腹を撫でた。