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【SS】目が覚めたら…?
第4章 Ⅲ.??



「ちょっ……な、なに……ああっ」


 ぼんやりとした意識が、そこに集中する。

 ちゅるちゅると音をたてて、俺のものがあのひとの舌でなぶられる。


 なんだよ、これ……。

 なんだよ、この感覚っ。


 正直、今までフェラは何回かされたことはある。

 だが気持ち悪いだけで萎えてしまうばかりで。


 なにかが頭上に突き抜ける。


 息が……ああ、息ができな……。


「ねぇ、どう? へたくそだけど、モモちゃん、気持ちいい?」

「――っ、ん……あ、ぁあ……」


 女みたいな声が俺から出てくる。


「もういい、もういいから……」

「気持ちよさそうだね、よかった。すごいよ、モモちゃん。ガッチガチ。先っぽから……涎垂らして、ぬるぬるしてる。これ……すっごく甘い。ふふ」


 ちゅるちゅると音をたてているのは、舐めとっているのだろう。

 陰茎に上下の摩擦が加えられた。



「あ、それやめ……っ」


 必死の思いで布団を剥いだら、あのひとが妖艶な上目遣いで俺のモノを咥えて、そして淫らに微笑むと……じゅぼじゅぼと激しく口淫を始めた。


 ああ、やばい。

 あのひとが俺のを……それだけでたまらないのに、気持ちがよすぎて太腿が震えてしまう。


 俺が玩具でイカせた女達のように、俺の体が敏感な反応を返す。

 恥ずかしさを通り越して、快感との闘いだ。

 熱のために、喘ぎ声が激しくなる。


「ふふ。なんか可愛い……モモちゃん」

「しゃべるな……そこで……ぁあ……っ」

「モモちゃん、ここはどう?」

「はぁっはぁっ、やめ……やめ……っ」

「ふふふ。すごく色っぽく感じるんだね、モモちゃん……」

「馬鹿……そんなこと……」

「すごい、まだおっきくなるんだ?」

「あぁ……なんでそんなにうまい……くっ……」



 翻弄される。


 初めての快感の波に浚われて、俺が身悶えるなんて。

 ああ、だけど……幸せだ。

 こんな気持ちいいことを、ナツや波瑠さんもしているのか。


 ああ……。


「イ、ク……っ」

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