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オナホ女とディルド男
第8章 オナホ女とディルド男
「わたし、オナホやめたんですよ。お薬もやめます。
だからね、ディルさん。これからよろしく」
ディルさん、と僕の呼び名は唐突に決まった。
負けじと僕も彼女の呼び名を考える。
「こちらこそよろしく、ナホちゃん」
オナホ女はナホになった。
その瞬間、僕らは同時に笑い始めた。
何がおかしいのかよくわからないままに、笑い続けた。
「ディルとナホ」なら僕らがこれまで何であったかなんて誰からもわからないだろう。
そして僕たちはそのまま手をつないでホテル出た。
まずはこうして手をつないで街を歩くことから始めよう。
お茶をして、食事して、お酒を飲んで、それでちょっとムラムラしてくるけれども何も言いだせずにお休みなさいと言って、その日は別れる。
そんなデートを何度もしよう。
それが僕らの正しいセックスの始まりだ。
射精しすぎたためか、睾丸に痛みを感じるけれど、それは僕らが新しい一歩を踏み出すための
ディルド、しばしの休息宣言
なのである。
-完-
だからね、ディルさん。これからよろしく」
ディルさん、と僕の呼び名は唐突に決まった。
負けじと僕も彼女の呼び名を考える。
「こちらこそよろしく、ナホちゃん」
オナホ女はナホになった。
その瞬間、僕らは同時に笑い始めた。
何がおかしいのかよくわからないままに、笑い続けた。
「ディルとナホ」なら僕らがこれまで何であったかなんて誰からもわからないだろう。
そして僕たちはそのまま手をつないでホテル出た。
まずはこうして手をつないで街を歩くことから始めよう。
お茶をして、食事して、お酒を飲んで、それでちょっとムラムラしてくるけれども何も言いだせずにお休みなさいと言って、その日は別れる。
そんなデートを何度もしよう。
それが僕らの正しいセックスの始まりだ。
射精しすぎたためか、睾丸に痛みを感じるけれど、それは僕らが新しい一歩を踏み出すための
ディルド、しばしの休息宣言
なのである。
-完-