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オナホ女とディルド男
第1章 ディルド男と呼ばれた日々
 所有者の肉の暖かさをペニスで感じ続けているうち、僕のほうはなんだかムズムズしてきた。
 もう動かしたくて仕方がないのだ。だが、その指示はまだ出ない。

 頑張って耐えるしかない。僕はディルド男。

 へんてこな義務感でムズムズに耐える。
 それになんとか耐え抜くと、やがて所有者の指示がでた。

 尻が一回小さく前後したのだ。

 やっとムズムズから開放される。僕は腰を大きく動かし始めた。

 パンパンパン

 と肉のぶつかり合う音が響く。

 あああ、うぅうう、と声を押し殺しながらもとどまることなく呻き続ける所有者。

 チャットにはなんとか復帰できたようだったが、なんだかもう言葉だかなんだかわからない文字の羅列が並んでいるのが見えた。

 相手はこれを読んで興奮しているのだろうか、それとも戸惑っているかな。
 などとぼんやり想像しながら、僕は腰を使う。

 前後運動だけでなく、たまにちょっと腰を回してマンコをえぐり込むように動いてみたりもする。こうしてたまに変化をつけると

「ひやぁぁん」

 狙い通り、我慢できずに可愛い声が出てしまったりする。

 これもまたささやかな僕の意地悪だった。
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