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オナホ女とディルド男
第1章 ディルド男と呼ばれた日々
 すでにシャワーを済ませて待機していた僕であったが、再び一旦全裸となって下着を着けないまま無地の黒いスウェットの上下に着替えた。

 下着を付けないのは所有者の前で素早くペニスを使えるようにするため、無地の黒いスウェットは人間らしさをできるだけ排除するため(闇夜に目立たないようにするためでもあったが)だ。

 勃ちの悪いときやうっかりオナニーをしてしまったときなどは、このあとペニスを十分勃起させるようにAVやエロ漫画を鑑賞したりするのだが、昨日お預けをくらった僕のペニスはそんな小細工をしなくても予告のメールだけで十分に堅く反り返っていた。
 
 そしてもう一度座り込み、ペニスを弄りながら更なる指示を待つ。

 やがて、次のメールが届いた。

 「来て。今日はママたちが居るから気をつけて。」

 30分後、と言っていたが指示はそれよりもずっと早く来た。

 「今日はずいぶんと興奮しているようですね、お嬢さん…」

 ぼそりとつぶやいて僕は立ち上がった。
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