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みぃのお話【番外編】
第5章 『だ~いすき!』~甘い甘ーいある日の休日~
陽輔が目覚めると、躯を丸めた華子が、自分の方を向き、躯を少し丸めて眠っていた。
「よう…ちゃん…」
華子の口から溢れ落ちた自分の名前に、夢の中の住人に自分も存在している事を知る陽輔。
…うちの眠り姫は、まるで子猫みたいだな。
いったいどんな夢をみているのか―――。
気持ち良さげに、安心しきって眠っているその姿は、起きている時よりも幼くみえる。
そんな華子が子猫のようで。
なんだか悪戯を仕掛けたくなった陽輔は、静かな寝息を立てている華子の鼻を、思わず摘まんでみる。