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みぃのお話【番外編】
第5章 『だ~いすき!』~甘い甘ーいある日の休日~
すーすーと安らかな寝息を立てていた華子の穏やかな呼吸は、陽輔に鼻を摘ままれて苦しくなって。
―――ぷっ…はぁぁ
そう、口から大きくひとつ息を吐き出すと、口で呼吸をし始めて。
さすがに目覚めるだろ―――そう思った陽輔の予想は外れ、まだ気持ちよさげな寝息を立てたまま、目覚める気配はなかった。
「…華子、なかなかしぶといな」
そんな華子の様子をみるのが楽しくなり、次は華子の鼻を指でキュッと押し上げてみる陽輔。
「…子ぶた」
眠り姫は熟睡中…いや、爆睡中のようだ。
寝ている華子に、陽輔はそれからも他愛ない悪戯を仕掛けてみたものの、華子は一向に起きる気配も無く。
…華子がびっくりした姿が見たかったのに、つまらない――。
そんな風に思う陽輔だった。