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みぃのお話【番外編】
第5章 『だ~いすき!』~甘い甘ーいある日の休日~
―――チン!
キッチンの方でパンが焼き上がった音がする。
キッチンへ戻った陽輔は、焼けたトーストに華子の好きな蜂蜜をたっぷりと塗ると、出来上がったハニートーストと、コーヒーをトレーに載せ、寝室に運んだ。―――バニラアイスは冷蔵庫に無かったから今日は我慢だ。
「お嬢様、ベッドでのブランチはいかがでしょう」
おどけて、陽輔は華子に声を掛ける。
トレーを持ったままお辞儀をすれば、蜂蜜の甘い香りとコーヒーの香りに誘われた華子は、布団からひょっこり顔を出して。幸せそうな顔で微笑んだ。
「…華子、食べさせてあげようか」
「…うん////」