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みぃのお話【番外編】
第5章 『だ~いすき!』~甘い甘ーいある日の休日~
「…よう、ちゃ…おはよ…」
「華子、おはよう」
布団から半分顔を出して。
ウエーブが掛かった寝起きの髪の毛をふわふわとさせている華子の寝ぼけまなこの瞳。
眠そうな顔で、陽輔の方を覗いている姿はやはり子猫みたいにみえる。
その愛らしい姿に、思わずベッドサイドに歩み寄った陽輔は、華子の鼻を゛ちょん゛とつついた。
でも。
子猫である華子は、またするすると温かいその布団の中に潜りこんでしまう。
(…ねぼすけめ。)
雨はまだしとしと降り続いていた。