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みぃのお話【番外編】
第6章 『旦那様☆ロマンチスト』~クリスマスのお話~
いきなりひとん家に押し掛けたのは、凛子ちゃんの方でしょう⁉
でも、相手は二十三才の女の子で、家に連れて来たのは敏さんだから――。
ここは歳上の私が大人の対応をしないと…。そう思い直して、モヤモヤした気持ちをグッと飲みこむ。
幸い、今日は大皿料理が多いし、ロールキャベツも少し多めに作ってあった。
もう一人ぐらい増えても食事の量的にはなんとかなりそうだし…。
……今日はクリスマスだもの。人に優しくする日だよね。
食事と一緒にワインを―――そう思い、グラスを準備しようとした私を、敏さんがこっそり手で制した。
……なんで?そう、不思議に思った私だったけれど、あえて口にはしなかった。