パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第1章 『旦那様☆ロマンチスト』～年末年始は賑やかに～

早いものでもう年末、大晦日。敏さんと一緒になって4年目の年が終わろうとしていた。


大晦日から、元日はいつも敏さんの実家に集まって過ごす慣例。


自宅の大掃除は三十日までに敏さんと二人で終わらせちゃうの。
私はキッチンとリビングとトイレ。としさんは浴室と玄関と寝室。
窓拭きは雪が溶けた春に、障子の張り替えは暑い夏にすることにしてるから、年末はお休み。
大掃除といっても、分担してやるから案外早く終わっちゃう。（自分達だけの住まいだし、私は適当！なんだけど、敏さんは少し几帳面だから同じ場所を一緒に掃除すると喧嘩になっちゃうんだけどね☆）



―――敏さんの実家に持って行く手土産‥何かいいかなぁ。




毎年敏さんの実家には敏さんの兄弟夫妻が集合する。私達夫婦と義兄夫婦とその子供達二人との6名が押し掛ける感じ。
いつもは義父母とお婆ちゃん3人の敏さんの実家が、総勢9人の大所帯となって賑やかになる。




私はひとりっこで核家族だったから、その賑やかさにあこがれて。でも‥自分の立ち位置がよくわからなくて。最初は戸惑っておろおろするばかりだったんだけれど。



司令官である義母の元あれこれ働いてるうちにだいぶ慣れて来て。毎年のお楽しみだったりするのだ。