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みぃのお話【番外編】
第7章 『だ~いすき!』サイト活動3周年記念SS
このカフェのメニューはどれもサービス良く盛りがよくて……パフェもそれに漏れることはなく。
ここは買い物帰りに良く立ち寄っているカフェで、オーナーは中学の部活の先輩で。
顔見知りの営む店で、三分の二も残したまま店を出るのは、なんとなく都合が悪かった。
苦手なら食べなきゃいい―――そう思う。
でも、季節のフルーツをふんだんに乗せたパフェは可愛らしく、乙女心をくすぐるらしい。
二人で一緒に食べればその悩みも解消されるわけで……、だから華子は、俺に食べて良いか聞いたのだろう。
「ねぇ、ダメ……、かな?」
「……いいよ」
そんな可愛い顔をして、ダメ……かな?なんて訊ねるのは反則ワザ。
上目使いでねだるように見つめられたら、昨夜の媚態を思いだし、胸が熱くなる俺がいた。