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みぃのお話【番外編】
第7章 『だ~いすき!』サイト活動3周年記念SS
「本当!じゃあ、どれにしようかな」
ニコニコしながらメニューを眺める華子のその顔を見るのもまた幸せのひとつで、あれこれ迷って決められないでいる華子をみているのはとても楽しかった。
華子とイチャイチャしたい不純な動悸がある俺は、座席を選ぶのも抜りはない。
いつも選ぶ場所は、一番奥の窓側の角―――通称カップルシート。
窓からの光が気持ち良いその席は、そこは他の客からの死角になっていて、視線もあまり気にならないため、カップルが利用する率が高い席なのだ。
もちろん、そのことも華子はしらないし、俺にエスコートされるまま、何となく席についたと思っているに違いない。