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みぃのお話【番外編】
第4章 『だ~いすき!』~書道で恥ずかし☆墨の誘惑?~


「寒いねぇ。」

「本当ですね。」


クリスマスが終わり、街は年末の雰囲気に溢れている。
天気予報は、一週間雪ダルマが並んで、華子が住む北国の小さな町にも冬将軍の到来を告げていた。


「書き初め大会の日はお天気荒れないと良いわねぇ。」

「そうですよね。体育館での書き初めは寒いですもん。」


華子と陽輔の住んでいる町では、
毎年1月の第1日曜日(正月三ヶ日に重なる時は第2日曜日)に毎年、市民体育館を会場に小学1年生から中学生3年生までの子供達を対象にした市の書き初め大会が開催されていた。

普段は半紙に練習することが多い子供達にとって、条幅に書く機会を与えられるのは素晴らしいことだし、何よりお正月らしい行事で。

華子が所属している長谷川書道教室の学生部の子供達も参加する子が多い。


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