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衝動[完]
第9章 番外編Ⅲ
――――…
弥生は祐より少し先に風呂から上がり、キャミソールにパジャマのズボンと言う格好で冷蔵庫を開け、中からオレンジジュースを取り出すとグラスに注いだ。
それをコクコクと飲んでいると、キッチンの扉が開き、祐が入って来た。
「せ、せんせー、なんて格好してるの?!」
目を大きく見開いてから、弥生は思わず顔を背ける。
「え?普通でしょ?」
祐は腰にバスタオルを巻いただけの姿で冷蔵庫から缶ビールを取り出し、プルダブを引くと、半分程喉に流し込んだ。
「普通じゃないよ!!服!服着て!」
真っ赤になって叫ぶ弥生を背後から抱き締め、覗き込む。